
(香港・経済日報より)
Facebook /フェイスブック(FB)の上場で、インターネット関連銘柄が再び注目をあびた形となっているようだ。テンセント(700)が電子ビジネス(取引)の発展戦略を提出したが、これは将来への先行投資となると証券業界は判断しているようであり、目標価格を引き上げ、中でもシティバンクが317ドルと最も楽観視した価格を挙げているようだとのことだ。
第一季純利は3.4倍 市場価格は半分
FBの主要売上はネットの広告収入とのことだが、テンセントの収益事業はさらに広範囲で、ゲームやSNS、広告、電子ビジネスなど様々なプラットフォーム戦略を持ち、また各商品は7億以上の顧客を持つQQと連動できるという事だ。各証券業者は追跡し、テンセントは下がり基調の市場の中、2.5%、5.4ドル上昇で終値は225ドル、取引高は18億ドルを超えたとのことである。
テンセントは、第一季純利はFBの3.4倍近く、市場価値はそれでも約半分(FB公募価格を上限にした場合)しかないとのことだ。
FBは高くないなら テンセント(700)は安い
ある証券業者は、FBの市場価値は1040億米ドルを超えるだろうとし、「もしFBが高くないと考えるなら、テンセントは安いといえるのでは」と指摘したそうだ。
中国はネット利用者が最も多い国家であろうし、オンラインショッピングも日常茶飯事であるだろう。したがってシティ、モルガン、クレディスイス、バークレー等がそろってテンセントがこの新戦略としての電子ビジネスをはじめるのは、急速成長への最後のケースとみている向きもあるようだ。
シティバンクはテンセントはSNSプラットフォームに整合しており、これらを応用する事で、例えば第三者の開発や平均1000万アクセスを超えるアプリケーション等が倍の20個に増加などするだろうとし、7.5%近く上昇の317ドルになると目標価格を設定しているそうである。
モルガンによれば、テンセントが電子ビジネスに整合できたあとは、多くのアカウント、十分な資金、高い執行能力と優勢などを利用し、7年近く続けたオンラインゲームでの急速成長を継続する事も可能ではとみているとのことだ。
オンラインゲーム7年高成長 後継は電子ビジネス
ある証券業者は、テンセントが、電子ビジネスに参戦した事自体が大きな意味を持ち、オンラインゲーム等娯楽の消費者を取り込み、彼らの消費力全体をもってすれば、長期的な観点から相当発展していくだろうと考えているとの事だ。しかし、一方で、電子ビジネスの競争は激しく、タオバオ(淘宝網・アリババ/1688HK系のサイト)や当当(ダンダン・オンライン販売最大手)などを相手にしなければならず、短期的には利益率を引き下げるような形となるのではと指摘したとの事だ。
テンセントとFB今年第一季業績
●テンセント(人民元)……
【売上高】 96.47億/15.25億米ドル
【最大売上貢献】 オンラインゲーム(約55%占有)
【純利】 29.49億/4.66億米ドル
【市場価格】 4146億香港ドル/533.7億米ドル
【ユーザー数】 7.51億アカウント(QQのみ)
●FB(米ドル) ……
【売上高】 10.58億
【最大売上貢献】 広告(約82%占有)
【純利】 1.37億
【市場価格】 1040億 (公募価格を上限)
【ユーザー数】 9.01億アカウント
証券業者のテンセント目標価格
・クレディスイス……《目標価格》276⇒280 大商いに売り
・モルガン……《目標価格》275⇒276 買い増しで大商い待ち
・高盛……《目標価格》270 買い
・バークレー……《目標価格》273⇒260 買い増しで大商い待ち
(以下余白)









